●タコス氏の「2次元時間」と「タコシエル効果」

 2019/2/17初稿

2019/2/19更新

 

2040年のタイムトラベル理論を数式にできる物理学者募集!

2040年の未来からやって来たという驚異のタイムトラベラー、タコス=クーリエル氏(以下、タコス氏)。
これから起こる事件や災害、戦争、AIの進化、未来の技術や生活、UFOや宇宙人の正体まで彼が語った情報は、今まで登場したタイムトラベラーや未来人の中でも群を抜いている。

タコス氏と私(BTTP)が知り合った経緯やツイッターで語った情報は下記にまとめているので、ぜひご覧ください(随時更新中!)。

●「ジョン・タイターを超えるタイムトラベラーが登場!」(2040年から来たタコス=クーリエル)


さて、私は3年近くずっとタイムトラベルを研究している。だから最も関心があるのはタコス氏の語るタイムマシンやタイムトラベルの理論だ。

タコス氏の理論の特徴は一言でいえば「現代物理学の延長線上にあり、もしかしたら実験で実証することができるかもしれない」ところだ。
これは他のタイムトラベラーや未来人が語る未知の科学や疑似科学を利用した理論とはまったく違う。他に似たようなタイムトラベラーをあげるとしたら、ジョン・タイターぐらいだろう。
※タイターはカー・ブラックホールを利用している。カー・ブラックホールに関して詳しくは、「回転するブラックホール(カー・ブラックホール)はタイムトラベルや宇宙旅行の安全な入り口?」を参照。


タコス氏はタイムマシンやタイムトラベルに関する本当にさまざまな情報を語っているが(私がそればかり聞いているせいもあるが・・・)、今回は最も興味深い「2次元時間」「タコシエル効果」について解説したい。


この2つを使えば、あの偉大なホーキング博士やノーベル賞受賞者のキップ・ソーン博士でも提示できていない「タイムマシンが完成する前の過去に戻ることができる」というのだ!
しかもそれは、近い将来に実験で実証できる可能性がある!


それではさっそく「2次元時間」「タコシエル効果」について解説していきたい。
※私の間違いや勘違いお気付き多の方は、こちらまでご連絡ください。


「2次元時間」と「タコシエル効果」とは?
最初にこの2つの仮説に関するタコス氏のコメントを載せておこう。
※本当はこれ以外にも詳しく解説してくれているが、長くなるので省略する。
元の情報が見たいという方は、まとめたこちらを参照ください。

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さて、まずは軽く予言しときます。

初めて、反重力の生成に成功した時、反重力空間上では時間が遅くなった様に見えるでしょう。 アインシュタイン氏が創り出した「相対性理論」では時間が虚数になる筈ですが、 実際にやると「時間がゆっくりになっていく様子」が確認出来ます。

こちらは時間を2次元であるとするとなんら問題がない事が分かります。

この現象を仮にタコシエル効果とします。 アインシュタインの相対性理論では時間は1次元のものとしてとらえられていますがこちらは間違いです。

 タコシエル効果について説明します。

物体Aの時間がy軸方向へと進む時、並行して存在する別な時間からこの世界に物体Aがやってきます。 これにより、時間が遅くなった様に見えます・・・
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どうだろう? どのような理論かご理解できるだろうか?
ちなみに私は最初読んだとき、さっぱり意味がわからなかった。


まず「2次元時間」から解説しよう。

タコス氏の理論は先にも言ったように、現代物理学の基礎であるアインシュタインが考案した「相対性理論」をベースにしている。
違うのは、相対性理論が3次元の空間と1次元の時間の「4次元時空論」なのに対し、タコス氏は時間次元をもう1つ加えた「5次元時空論」ということだ。

ここでタコス氏がツイッターに掲載した図を参考に書いた「2次元時間図」をご覧いただこう。

タコス氏の2次元時間図オリジナル版
タコス氏の2次元時間図オリジナル版

これにほんの多少アレンジを加えたのが下記の図だ。

2次元時間図BTTPアレンジ版
2次元時間図BTTPアレンジ版

X軸地球上にある物体Xが観測する時間Y軸は物体Xに影響する重力を表している。BAは物体X自身の時間(固有時τ)だ。ただしわかりやすくするためτは10で固定している。
ちなみにX軸とy軸の単位は%で考えてほしい。

まずは通常の重力からだ。
一般相対性理論により、重力が強くなれば強くなるほど物体Xの周囲に流れる時間は遅くなる。
逆に言えば、物体Xからは、重力が強くなるほどまわりの景色が高速で進むように見える。

これを「2次元時間論」では次のように解釈する。

重力下での物体X
重力下での物体X

無重力・速度ともに0の状態からはじまり(実際には物体Xは地球上にあるので1Gがかかっているが)このときの時間の流れる速度を100%とすると、重力が強くなるほど時間の流れる速度が遅くなっていき、重力無限大で時間の流れが止まる。
※この理論は実証され、GPSなどに応用されている。

次に反重力状態の物体Xを考えてみよう。

今はまだ(2019年2月現在)反重力が実験で十分に観測されていないので実際にどうなるのかはわからないが、「2次元時間論」では次のように考える。

反重力下での物体X
反重力下での物体X

タコス氏によれば、通常の重力と同じように、反重力が強くなるほど時間の流れが遅くなっていき、反重力無限大で時間の流れが止まる。
ただし、このとき物体Xは地球上にあるので1Gの重力がかかっている。0Gならばここでストップするが、1Gによってすでに時間がY軸のプラス方向へ曲げられているので90度以上の角度をつけることが可能になり、物体Xの周囲の時間が反転したように巻き戻って見えるという。

地球の重力の影響で反重力下ではマイナスの時間になる
地球の重力の影響で反重力下ではマイナスの時間になる

反重力下で時間が巻き戻る?!

とても信じられないが、実際に反重力を生み出す実験で検証すれば、この仮説の真偽が確かめられる。


次に「タコシエル効果」について解説しよう。

これがタコス氏がツイッターに掲載した図をもとに書いた「タコシエル効果図」だ。

タコス氏のタコシエル効果図オリジナル版
タコス氏のタコシエル効果図オリジナル版

どうだろう? 私は2次元時間以上に意味がわからなかった。
深夜ツイッターでタコス氏に丁寧に解説してもらったが、さっぱりわからなかった。
その意味がふとわかったのは、翌朝の車の中だった(車外に流れる景色がとても参考になった)。


とりあえず自分に理解しやすいように図を書き直した。

タコシエル効果BTTPアレンジ版
タコシエル効果BTTPアレンジ版

こちらも2次元時間と同様、地球上にある物体Xで考える。

あえて2次元時間図のときにタコス氏の言う「2つの時間が何なのか」説明しなかったが、その理由はこの図の意味がわからないと理解できないと思ったからだ。

タコス氏の言う2つの時間は物体X自身の時間(固有時τ)と、並行時間である。
この並行時間、われれわが使うパラレルワールドやマルチバースとはちょっと違う。


まず重力が影響しない場合の時間の流れを見ていこう。

タコシエル効果(無重力のときの時間の流れ)
タコシエル効果(無重力のときの時間の流れ)

無重力のときは2つの時間(物体Xの時間と並行時間)は一致しており、固有時の進む速度は変化しない。
並行時間1、2、3のそれぞれの物体Xは重力がない場合は、それぞれD→A、E→B、F→Cと進む。

ここに重力が加わると、固有時が傾いていく。

タコシエル効果(重力があるとき)
タコシエル効果(重力があるとき)

角度θは物体Xに影響する重力(特殊相対論を考慮すれば速度)の強さを表している。
並行時間1、2、3のそれぞれの物体Xは重力の影響を受け斜め上へと曲げられる(並行時間2だとE→H→Gのように)。
(図は極端な例だが)例えば2010年に並行時間3にいた物体Xは、2019年の並行時間2に(F→H)、並行時間2にいた2019年の物体Xは2028年に飛んでいく(H→G)。
飛んでいった先の物体Xはどうなるか?

なんとその並行時間の物体Xと置き換わる。つまり2019年のXが2010年のXと置き換わるから、時間が遅くなるというのである!

これはあくまで極端な時間の例だが、例えば過去から未来へと進む物体Xが、1分進むごとに30秒前のXに置き換わっているのならば、10分経過すると合計何分進むだろうか?



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正解! 答えは5分! 物体Xの速度が1/2になったわけだ。
※これは実際にタコス氏に出されたクイズ。

つまり簡単に言うと、重力下では物体は常に過去の並行時間からやって来た物体と置き換わっているというのだ!


文字だけで見てもわかりにくいのGIFにしてみた。

タコシエル効果(動画)
タコシエル効果(動画)


タコシエル効果のポイントは重力が強くなると時間が傾き、

重力が強くなるときの説明


無限大の重力になったとき並行時間と固有時が直交して(90度に交わり)時間が止まる。


さて最初に、この理論を使えば「タイムマシンが完成する前の過去に戻ることができる」と言った。

ノーベル物理学賞を受賞したキップ・ソーン博士もワームホールを使った過去に戻るタイムマシンのアイデアを提示しているが、いわば未来と過去をトンネルでつないだものであり、入口の未来から入って出口の過去から出るためには、あらかじめ過去で出口を作っておく必要がある。
※詳しくは「時間旅行入門」を参照。

だがタコス氏の仮説を使えば、反重力無限大になったとき、地球の重力分だけ時間が巻き戻る。その状態で反重力をオフにすると、過去の時間にタイムトラベルできるのだ!

ただし地球上でこのタイムマシンを使うと1Gずつしか戻ることができないので、たいした時間巻き戻らない。盛大に過去へ戻ろうとすれば強い重力が必要になる。ブラックホールなんか最適だろう。

ちなみにタコス氏の仮説を検証するための反重力実験だが、そろそろある大型装置の建設が開始され、その装置を利用して人類ははじめて重力に干渉することに成功するという。装置の規模はCERNのLHCに匹敵。

実験の中心となるのは、ベルギー・ナミュール大学のアンドレ・フースファ教授

 

フースファ教授によれば、ある大きな定常電流を持つ電流ループと円筒形に線を螺旋状に巻いたコイルであるソレノイドの周囲に存在する湾曲した時空により、数式的に重力を制御できるという。

 

How Current Loops and Solenoids Curve Space-time(電流ループとソレノイドは時空を曲げる)

フースファ教授の論文 arxivより

 

ここで緊急募集!
 求ム! 物理学者!!

この理論を数式にしてください!

 

将来反重力実験で実証されれば、

ノーベル物理学賞も間違いない?

タコス氏の現代への滞在期間は2019/2/23日まで。

時間がありません! 

 

参加お待ちしています!!

タコス氏のツイッターはこちら

BTTPのツイッターはこちら